“ヌード禁止令”でセレブのファッションはどうなった？今年のカンヌを魅了した女優たち

#カンヌ国際映画祭 #ジュリエット・ビノシュ #ナタリー・ポートマン #エル・ファニング #輝けるセレブたち #ファッション 2025.06.01

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ジュリエット・ビノシュ。カンヌ国際映画祭の公式instagramより（@festivaldecannes）

過剰な露出のシースルーやネイキッドはNGに！

【輝けるセレブたち】5月24日（現地時間）に閉幕したカンヌ国際映画祭。今年は広瀬すず主演の『遠い山なみの光』や二宮和也主演の『8番出口』など、日本からも数多くの作品が招待され、注目を集めました。そんななか、大きな話題を呼んだ出来事といえば、厳しいドレスコード。「レッドカーペットや映画祭のエリア内においてヌードを禁止」「通路や劇場内の妨げになるようなボリュームのある衣装を禁止」などいくつかの規定が事前に通告され、セレブたちのファッションにもより一層の関心が寄せられました。

・2年前のカンヌで物議を醸したファッション……下着にシースルーで騒然、ラフな足元が物議、カンヌで自分らしいファッションを貫いたセレブたち

特にここ数年は、シースルー素材のネイキッドドレスが流行となっていただけに、対応に頭を悩ませた人もいたはずです。そこで、そんな状況のなかでも見事にカンヌを魅了したセレブたちをご紹介いたします。

上品な肌見せで貫禄漂うジュリエット・ビノシュ

まずは、フランスを代表する俳優ジュリエット・ビノシュ。今年は審査員長に抜擢されましたが、昨年のグレタ・ガーウィグから2年連続で女性が審査員長を務めるのは同映画祭史上初となります。まさに時代を象徴するような大役ですが、長年にわたって世界を股にかけて活躍してきたジュリエットだけに、さすがの貫禄すら漂わせる存在感です。

ジュリエット・ビノシュ。カンヌ国際映画祭の公式instagramより（@festivaldecannes）

衣装は、DIORのクリエイティブ・ディレクターであるマリア・グラツィア・キウリが手掛けたオートクチュールコレクションより、オフホワイトのシルククレープトップスとシルククレープパンツという全身白のルック。アトリエの職人が2人がかりで完成させた一着は、肩と胸元を大きく見せながらも、上品な露出でジュリエットの魅力をさらに引き立てています。

ジュリエット・ビノシュ。カンヌ国際映画祭の公式instagramより（@festivaldecannes）

人魚のようなドレスを堂々着こなしたナタリー・ポートマン

2人目は、自身がプロデューサーと声優を務めるアニメーション映画『ARCO（原題）』を発表するために参加したナタリー・ポートマン。朝のフォトコールにバレリーナ風のミニドレス姿で登場したのち、夜に行われたプレミア上映のレッドカーペットでは人魚のようなドレスで現れ、会場の視線を独り占めにしました。

ナタリー・ポートマンのinstagramより（@natalieportman）

「美しすぎる！」と絶賛の声が上がってるドレスは、ジュリエットと同じく、DIORのマリア・グラツィア・キウリによるもので、鱗のように施されたシルバーのスパンコールによる刺繍は、制作になんと700時間もかかっているとのこと。

ナタリー・ポートマン。カンヌ国際映画祭の公式instagramより（@festivaldecannes）

そんなドレスでも難なく着こなしてしまう圧倒的な佇まいは、トップスターであり続ける証でもあるとも言えそうです。

可愛らしいドレスがよく似合うエル・ファニング

そして最後は、若手俳優の中でも、ファッションアイコンとして注目度の高いエル・ファニング。今年のグランプリを受賞したヨアキム・トリアー監督の話題作『Sentimental Value（英題）』に出演していることでも反響を呼んでいます。

エル・ファニングのinstagramより（@ellefanning）

今回エルが選んだのは、ジョルジオアルマーニプリヴェのカスタムドレス。胸元に深いカットが大胆に入っていますが、清楚でありながら可愛らしさも持ち合わせるエルが身にまとうことによって、まるでお姫様のようなオーラを放っています。さらに、キラキラと光るスパンコールと散りばめられた花の刺繍が、エルの透き通るような肌とナチュラルな美しさを際立たせており、誰もが虜になってしまうはず。